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トレーニングをするんだったら障害予防について知っておくべし❗️

2021.09.27

こんにちは😉
トレーナーの菅原です👍


アローに在籍する全てのトレーナーは特に医学的知識に強い理学療法士の国家資格を所有しています。

私も平成19年くらいに理学療法士の免許を取得して、8年間は医療機関で仕事をしてきました。
今となってはトレーナーの仕事歴と医療職の歴が半々くらいになってきましたが、トレーナーとしてお客様を見ている今でも、お客様が怪我をしないようにトレーニングする事、症状があれば症状を改善する方向へ導く事、
これらは常に頭においてトレーニング指導に当たっています☝️


医療機関でのリハビリテーションでは、当たり前のようにご病気を持つ方や怪我をされている方が、治療目的で日常生活・仕事・競技復帰などのためにリハビリ(トレーニング)を行っています😌

一方、アローは病院ではなくフィットネスジムですが、
健康に見える方でもどこかしらに痛みを抱えていたり、痛みや古傷を避けながら日常生活を送っていたりすることが多々あり、医療機関でリハビリをされている方と一般のジムで運動される方の身体的な大きな差は、ないように感じています🤔

もちろん普段の痛みがめちゃ強い方は、まずは病院の受診をお勧めしますが、病院に行く人、行かない人の差はこの痛みの感じ方や自己の身体への向き合い方の違い、だけなのかもしれません。。。


今回は、このように特に我々トレーナーがトレーニング指導で意識している、
傷害予防・再発予防(コンディショニング)についてお伝えしていきます。

オーバーユースとミスユース

「傷害」と一口に言っても、色々な原因があるんですが、
慢性傷害やノンコンタクト(事故みたいな接触での外傷以外)の急性外傷は、
見出しにもあるように「オーバーユース」「ミスユース」の大きく二つがあります。

ただし、これもこの二つが独立している訳ではなく、2つの要因が合わさって発生するものです📝


ミスユースっていうのは、その言葉の通りで間違った動きで体を痛めてしまう事です😏
「動き」に間違えなんてあるのか❓って話ですが、これがあるんです。
人間は骨や筋肉、神経、関節などを含む骨格はだいたい同じような作りをしています👶


だいたい、というのはもちろん顔も違えば、大きさも違うって事は皆さんお分かりになるかと思います❗️
ただ、神様が作った人の身体の構造は、だいたい皆同じ構造とシステムで動いているはずです☝️
その一つとして、関節の動く方向などは想像つきやすいかと思います。
正座する時に膝を逆方向に曲げていたらびっくりしますよね💦


でも、例えば、もし関節が動ける方向じゃない無理な軌道で普段動いているとしたら、それが傷害となります。
これが間違った動き、です。

これをミスユースと言います😉

もう一つのオーバーユースは、こちらも言葉の通り、身体の使い過ぎで体を痛めてしまう事です。
スポーツでいうと野球選手の投球数が多かったりすると、肩や肘を痛めるリスクが高くなると言われています。
そのため特にプロ野球では投球数などはしっかりと管理されています⚾️


逆に日本の少年野球などでは、その辺のお父さんたちがコーチだったりする環境でもあるので、投球数が未だに管理されていない場合もあり、小さい頃から肩を痛めてしまうっていうケースもあるようです😓💦💦💦


日常生活でも、家事仕事で毎日お料理をする人であれば、肘を痛めてしまったり、毎日重いものを運ぶような仕事をしていれば腰痛になってしまったり。。。💧


これがオーバーユースです。

もちろんミスユースが長く続けられていれば、それはオーバーユースになる訳ですが、この二つの違うところは、環境が変わればオーバーユースは防げるといったところかと思います。




オーバーユースを防ぐには

先ほどもお伝えしたように、オーバーユースは防ぐ事ができます。
スポーツ競技であれば、一旦練習量を少なくしたり、疲労を溜め込まないような身体をリセットするエクササイズをトレーニングの中に積極的に組み込むようにしたりということで防ぐ事ができます。



ただし、練習の強度やトレーニングメニューに関しては自分勝手にできないかもしれないので、周りの指導者やコーチなどのサポート陣が、選手一人一人の身体状況をしっかりと把握しておく必要です☝️
選手だけでなく、周りのサポートが必須なんですよー


日常生活でのオーバーユースも一緒です。毎日料理をするお母さんのサポートを家族がしてあげてください🙏
旦那さんが料理をしてあげる事が難しければ、肩を揉んであげる、とかでもいいのではないでしょうか❓
これで家族の絆も深まります 笑 💕💕💕




ミスユースを防ぐには

ミスユースに関しては、最初もお伝えしたように、間違った動き方が原因となります📝
私たちトレーナーはこの間違った動き方をトレーニング中に発見していきます👍


その際に、口頭で説明して動きが出来てしまえば問題ないのですが、それが上手くいかないことが多々あります。
それはなぜかというと、日常から間違った動きが習慣づいていて、
その方にとっての「 正しい動き = 間違った動き 」となってしまっているからと考えています。
もしかすると、小学生の頃からの長年の癖があるかもしれないですし、それが体にインプットされている状態なんです。
硬い筋肉をマッサージなどで柔らかくして動けるようになった気がしても、家に帰るとまた動きが戻ってしまうんです😱


それには解剖学的に身体を取り巻く「筋膜」というものが考えられるのですが、
この筋膜は生活習慣が影響して形の悪いボディスーツ(全身タイツみたいな)のようになってしまいます。


この筋膜を正しい形へ変化させるには数ヶ月から数年かかると医学的には言われています。

それが筋肉をほぐすだけでは意味がない、という私の考えの根源です。


例えば、スクワットをやる時に多いのが、膝周りの筋肉を主体に動いてしまうパターン。


スクワットは日常生活の動きでいうと、椅子から立ったり座ったりの動きと同じなので、日常からそのような動きをしていることが考えられます💀💦


スクワットで膝を主体に動いてしまうタイプの人は上手くお尻や腿の裏側の筋肉が使えていない傾向があるため、膝に負担がかかりやすくなります💣💥💥


この場合、意識して股関節を使おうと動きをコントロールしても、筋膜自体が膝が使いやすい形状になってしまっているため、なかなか意識ではどうにもいきません😿


それが年数を重ねていくと、膝の歪みになっていったり、大きなお尻の筋肉が使えないことで下半身の支えが弱くなり、腰痛の原因になってしまったり、、、

という悪循環になってしまいます。


であれば、硬い筋肉をほぐして体を動きやすくしたら、正しい動きを体にインプットさせていきましょうよって事です☝️

ミスユース克服のアプローチ(スクワットを例に)

以下にスクワットで膝を主体に動いてしまう方への3段階のアプローチ方法をお伝えしていきます。

①スクワットのミスユースチェック

②硬い筋肉をほぐして動きやすい身体へ

 特にももの前側やお尻〜ももの外側が硬い方が多いので、その辺りを狙って筋膜リリース
を行います。
「リリース」っていうのは簡単にいうと「解きほぐす」っていう意味です。

ももの前側のリリース

お尻〜ももの外側のリリース

③正しい動きの再学習

動きの学習は部位を意識して行うのではなく、外部に意識を向けて行うことで結果正しい動きが結果的に出来る様になっている、というのが正しい動きの修正方法です。

簡単にいうと、股関節を曲げる意識をして膝関節を前に出さないように❗️みたいな方法ではなく、足が物体に当たらないようにやる、とか頭を天井にぶつけるように、とか。そういったイメージです☝️

スクワットの場合は、膝の前に障害物を置いたり、後ろに的とする椅子を置いたりなど、物的環境で動きをコントロールしていくと正しい動きが学習されていきます💺

この身体の制御するシステムをモーターコントロール(運動制御)と呼びます。


トレーニング中にスクワットが上手くいかない方は、このように①〜③の流れをしっかりと組んでやることをオススメします。
もちろん、全てのトレーニングに正しい動きというのはあるので、1人トレーニングではなく、やっぱり客観的にトレーナーにみてもらわないと意外と気が付かない事が多いと思います😊


今のトレーニングに不安な方、現在怪我をされている方は特にパーソナルトレーナーに見てもらった方が良いのではないでしょうか❓


トレーニングされている方、これからやろうかと思う方は、絶対に怪我をしないようにトレーニングしていただきたいなぁ〜と思います✨✨✨
この記事が少しでも皆様の健康のご参考になれば幸いです🙇♂️

お知らせ

トレーニングスペースアローは世田谷区の祖師谷大蔵、経堂にお店を構える
加圧トレーニング×理学療法士双方の強みを融合したパーソナルトレーニングスタジオです🏋🏻️‍♂️
祖師ヶ谷大蔵、経堂駅から徒歩3分以内にあるため、
成城や千歳船橋、登戸など小田急線沿いの方もトレーニングに通っていただいております☺️✨

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